研究内容
プロジェクト3−2(1)
インスリン様生理活性の調節メカニズムを明らかにする
インスリン様生理作用は、他のホルモン・成長因子・細胞外マトリクス・栄養素などの存在下でその活性が調節されます。 例えば、多くの細胞の増殖・分化はIGFによって誘導されますが、増殖・分化のどちらの活性が発現するかが他の因子のクロストークで制御されています。したがって、インスリン様ペプチドの生理的意義を明らかにするためには、他の因子によるインスリン様シグナルの調節機構、言い換えれば他の因子とインスリン様ペプチドとのシグナルのクロストーク機構を解明し、どのような条件で広範な生理活性のうちどの生理活性が発現するのかを明らかにすることが必要です。
私たちの研究グループでは、内分泌細胞・神経細胞・筋肉細胞・脂肪細胞などをモデルとして、どのような細胞内シグナル伝達機構を介して、様々な細胞外因子がインスリン様ペプチドの生理活性を調節しているかについて研究を進めています。
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