研究内容
はじめに
私たちの現在の研究プロジェクト
現在私たちは、以下のようなプロジェクトを中心に研究を展開しています (図6)。
- ホルモン・成長因子などによるIGFの活性増強機構の解明と細胞増殖・細胞分化・細胞死・細胞機能維持におけるクロストークの意義の解明
- ホルモン・サイトカイン・栄養因子などによるインスリン抵抗性発生の分子機構の解明と疾患発生におけるクロストークの意義の解明
- IGF・インスリンの新しいシグナル伝達経路およびシグナル修飾経路の検索および生理的意義の解明
更にこれまでの研究成果から、それぞれの臓器の連携が動物の恒常性維持に重要な役割を果たしており、個体レベルで統合的に成長・代謝が制御されていること、またそれぞれの臓器がアミノ酸などの栄養因子を感知して、代謝を自律的に調節していることもわかってきたので、
- 個体レベルのインスリン様活性調節の意義の解明
- 代謝制御性アミノ酸シグナルの同定
を進めています。これらの研究を通して、細胞機能の新しい発現機構や個体の新しい生命維持機構を明らかとし、更に、疾病の新しい発症機構やこれらを解除する薬剤の開発に貢献したいと考えています。
私たちの研究グループでは、他の細胞外因子によって起こるIGF/インスリンシグナルの増強機構、抑制機構を解明する、また、新しいシグナル伝達機構、修飾機構を発見することを目的としている。
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